金沢の奥ゆかしさ、繊細で華美な気品

組子-KUMIKO

 組子とは加工した木を釘を一切使わずに組み込んでいく技法で、格子や花の形をしたものなど100種類以上の組み方があります。

切面-KIRIMEN

 組子の組み方には「素組」「面取り組手腰」の二種類が主流です。縁を削り面取りしたもので、正面から見たときに「素組」より繊細に見えるようにした技法を「面取り組手腰」といいます。
 これをさらに繊細な印象にするため、組子自体を細くし、強度をもたせるために考えられた技法が「切面」。熟練した職人が細部まで手を加えることで出来上がる、とても手間のかかる技法です。

熟練した職人による繊細な手仕事


切面技法の道具、両刀小刀
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切面技法の道具、切面鉋